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「日本の活力創造総合戦略」−若者に夢を、日本に希望を、日本の可能性に挑戦−
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平成20年6月12日
吉田六左エ門
福田総理より、「若者や地域に夢を与えられるような政策を検討して欲しい」との指示を受けて、自民党内に、日本の活力創造特命委員会を設け、どのような政策ビジョンを出すべきか、議論を続けてきました。六左エ門も、政策意識の高い若手・中堅議員とともに、参加しました。様々なアイデアが出て、議論が沸騰しましたので、とりまとめまでに13回、かかりました。
今日、その「日本の活力創造総合戦略」を総理に報告することが出来ました。総理には大変興味を持って聞いていただき、党の政策アイデアと政府のアイデアが組み合わせて欲しい、とのお話がありました。
ここでは、そのエッセンスのご紹介をしたいと思います。興味を持っていただく、本文を読みたいという方は、事務所に声をかけてください。
<2つの着眼点>
我々は、議論をスタートさせるに当たって、次の2つの発想で考えることにしました。これらは、みなさん何となく感じていることではないか、とは思いますが、いち早く行動へとつなげてゆくことが大事だと考えています。
着眼点1:「新需要創出型」という、新たな発想の内需拡大策
日本の強み、眠っている力(例えば、環境力、安全・安心のモノづくり力、食料の生産余力、独自の感性)を呼び覚まし、これまで捉えきれていないニーズを掴む。
それによって、新たな社会価値(例えば、環境へのやさしさ、安全で便利な生活、信頼のおける食品、ジャパンクール)を提供し、新需要を創出するという、新たな発想に特化した政策を考える。
着眼点2:資源・食料価格の激変というピンチをチャンスに変える
資源と食料の要素価格の歴史的な変化を真正面から捉える。
それによって浮上する新たな需要(例えば、米などの食材、国産材、再生可能エネルギーや地産地消エネルギー、レアメタルの都市鉱山)に、いち早く着目し、それらの開発や市場展開を後押しする政策を打ち出す。
<6つのメッセージ>
次ぎに、メッセージです。総合戦略には、50項目以上の政策を盛り込みました。ただ、良い政策を考えても、国民の方々にメッセージとして伝わらなければ、意味がありません。自分は、それは、まさに政治家の仕事だと思っています。今回の総合戦略には、6つのメッセージを込めました。
メッセージ1:「若者」に夢を
日本の強み、眠っている力を使えば、将来性があり、能力を活かして、多様な形で自己実現ができる職場を多く生みだすことができる。
製造業だけでなく、農業、ファッション、コンテンツ、医療等といった分野でも、世界に飛躍できる道が開けている。
メッセージ2:「生活者」にやさしさを
社会システムを工夫することで(例えば、新しい技術に対応した標準や規準を作る、効果をみえる化する仕掛けを作る)、我が国が持つ安全・安心、環境、健康などのテクノロジーを、生活の中でもっと活かせるようになる。
メッセージ3:「地域・コミュニティ」に希望を
ベンチャー企業のように、チャレンジする地域コミュニティに対し、全力を挙げて応援することを約束。
メッセージ4:水田農業を中心とした農林業者に将来の展望を
世界的な食料価格の高騰のなか、「新需要の創出」に努力をすれば、わが国の水田が持つ生産能力をフル活用することは可能。
また、国産木材や木材を利用した住宅について、再評価を後押しすることを約束。
メッセージ5:「内需型産業」に新たな展開を
内需型産業でも、内向きの発想から脱却できれば、従来想定していなかった広大な市場に展開できる潜在力がある。
新たな市場で挑戦する起業家や小規模な企業に対しては、国が後押しをすることを約束(メードインジャパン開拓プログラム、e物産市ほか)。
メッセージ6:「アジア」との間に架け橋を
航空、港湾、貿易手続きの改革を進め、アジアと徹底的にオープンな関係を築くとした「アジア・ゲートウエイ構想」をさらに進化させる。 新たな市場で挑戦する起業家や小規模な企業に対しては、国が後押しをすることを約束(メードインジャパン開拓プログラム、e物産市ほか)。
<具体的な政策・六左エ門の提案>
議員が持ち寄った具体的な政策アイデアはたくさんあります。この場では、5つの柱に沿って、戦略に盛り込まれた私の提案をご紹介したいと思います。議運・国対でいつも一緒に汗をかかせていただいている根本匠座長のご配慮で、私の16項目もの政策提案を取り入れていただきました。
柱1:環境技術先進立国戦略
○革新的な太陽光発電、高性能の電力貯蔵技術、燃費や騒音に優れた国産旅客機などの開発に対する思い切った国の投資。
○環境にやさしい地産地消型のエネルギー(例えば、小規模水力発電、バイオマス、雪氷エネルギー)の導入コストの支援、それら環境へのやさしさがみえる化する仕組みづくり。
柱2:メードインジャパン拡大戦略
(「食」、「医療」、「サービス」の分野の国際展開を後押しし、製造業に続く、第二の“メードインジャパン”を作る)
○日本食と日本伝統の食文化について、レベルの高い教育機関(「食の大学院」)を設立し、日本食の魅力を世界へと発信していくこと(ローザンヌやコーネル大学のホテル学校を参考として)
○「無菌包装米」のような米を美味しく食べられる技術を普及させ、輸出にも利用する。
○海外から難病に苦しむ患者や意欲する若い研修医を受け入れ、日本の先進医療技術で世界に貢献、恩返しをしていくこと。
○我が国の優れた耐震エンジニアリング技術を活用して、海外技術者の研修事業を大規模に実施すること(特に、大震災にみまわれた中国向けにまず実施すべきこと)。
柱3:新世代資源・食料戦略
○世界の食料価格が高騰し、食料不足が心配される中で、米飯、米粉、飼料米、輸出、途上国への食料援助の5本立てによる米の需要拡大(新潟のような米どころの稲作農家が、存分に米作りができて、将来展望をもてるような環境を作る)
○我が国伝統の木造住宅(古い民家)が再評価され、きちんと利用されるような仕組みづくり(例えば、伝統的工法の標準化、建築基準の整備)。
柱4:国民生活にやさしい規制改革戦略
○健康診断や治療に関する情報を集めて、みえる化、分析することで、病院を変わる度に求められる二重検査を不用にし、さらに、分析結果を診断支援、誤信の防止や若い医者の教育に利用する、仕組みづくり。
○官の独占ではなく、おいしいパン作りを通して障害者の自立を手助けする「スワンンカフェ・ベーカリー」のように、民間の優れた発想を公共サービスに取り入れる仕掛け作り。これを「市民はデザインする公共サービス」と題して打ち出していく。
柱5:新需要創出を支える交通、地域コミュニティ、人財インフラ
○羽田の国際化と同時に、地方空港の国際化を大事にする航空政策。特に、地方からダイレクトに海外とつながる路線の開拓。
○プライベートジェットの発着をしやすくするとともに、発着する空港の周辺に関連事業所の集積(プライベートジェット・センター)を作ること。
○新潟港の沖待ちの解消。アジアやロシアが成長センターとなったことを直視して、それらとの玄関口(ゲートウエイ)のインフラを強化すること。
○個々人の健康づくりを応援するため、医療、食、スポーツなどがコミュニティ内で連携して、健康プログラムを開発することに対する応援(アルビレックス新潟の先進的な活動を紹介しました)。
○ベンチャー・コミュニティの一つとして、都市と農村が共生する次世代の街づくりへの応援(新潟での試みを紹介しました)。
○若者やエンジニアの職業教育について、アメリカの「労働力投資法」を参考に、地域、産業界、大学、専門学校、職業訓練校が従来の垣根を越えた協力を行うこと。特に、ITや新しいサービス産業では、優秀な専門学校の活用をすること。
<最後に、元気出せ新潟を全国に!>
今回の議論の中で、みなさんから日頃、教えていただいていることを政策として発信していくことを心がけました。元気だせ新潟を、全国に!
これからも、どんどんご提案をお待ちしています。
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